センター試験廃止による新制度はどうなる?

もうすぐ、大学入試制度は大きな転換点を迎えようとしています。それは今年、来年の残り二回をもってセンター試験というものが廃止されます。センター試験とは毎年1月に全国共通で同時に行う試験であり、多くの大学ではこれを一次試験として取り扱います。現在高校二年生までが従来通りセンター試験を受け、現在の高校1年生から新制度が導入されます。今回は、その変更理由と、変更されることによる影響についてお話していこうと思います。

センター試験と新制度の違いと変更する意図

今まで通り、構成科目は変わりません。では実際に変更されるといっても何が変わるのか、ハッキリわかっていますか。一番の変更点は

① 記述式問題が新しく導入されること
② 英検、TOEICといった外部の資格検定試験の活用

の二点があげられます。

① 記述式問題が新しく導入されること

従来のセンター試験は完全マーク型でしたので、すべてが選択問題でした。しかし、新制度からは国語と数学で記述しい問題が三問ほど導入されます。この変更は出題側も学生側も非常に大きなものだと思います。もちろん、自分で答えを作り上げる思考力や、それを適切に言語化する表現力という今までにない能力を学生は要求されます。対策しなければいけないことが1つ増えることは忙しい受験生にとって非常に痛いです。

一方で運営側も今まではすべて機械で採点できたものが、記述問題は人間が一語一句異なる何万枚もの回答を公平に採点しなければなりません。受験生の人生のかかったものなので最新の注意を払わなくてはならなく、時間も費用もかさむのではないでしょうか。

② 英検、TOEICといった外部の資格検定試験の活用

英検やTOEICなどの資格は一部の大学を除いて大多数は入学試験には導入されてきませんでした。しかし、新制度ではこれらの資格も大学側に送るシステムを構築して判断材料にしようということです。これも、記述式問題の導入と同じく、表現力を見るためだと思います。英検は3級以上になると、英語面接が二次試験としてあるため、資格を持つ生徒はコミュニケーション能力も英検一つで保証され優位に立てることになります。

大改革による影響

新制度の導入による影響はどこにどう及ぶのでしょうか。多岐にわたる炉思いますが、私が考え付くところでお話しします。まず一つは、変更される前年度、つまり現高校2年生の浪人という選択肢を取る人が例年より激減することは間違いないと思います。翌年から新制度が導入されますが、彼らは旧制度の対策しかしてこなかったので大きなハンデだと考える人が多いと思います。したがって今年で決めたいと、確実に合格できる大学を受験する人が増えると思います。しかし、毎年浪人する学生は多くいます。したがって前年度、現3年生の浪人生も確実に合格を狙ってきます。大学の定員は少子化により減少傾向。これらが相まって来年の大学入試は激戦になりそうです。滑り止めに受ける大学の数も例年より増えることが予想されるので倍率は全体的に上がるのではないでしょうか。そして、新制度に戸惑うのは受験生だけでなく高校教師、予備校教師も同じです。今までのノウハウが使えなくなるので手探りとなる場面が増えると思います。ただ、プレテストを事前に行い、難易度を調整するそうなので、予備校もある程度の対策はしてくると思いますのでそれほど心配する必要もないかもしれません。

 

新しいことを行うと必ず賛否両論の波が来ます。ただ、決まったことはしょうがないと思うしかありません。これから大変だと思いますが、これから大学入試を控える皆さん、頑張ってください。

センター試験廃止による新制度はどうなる?」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: センター試験2019の珍問題が爆笑過ぎる件 – momotaro

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