スマホゲームに多く採用されているガチャシステム
ガチャ大国「日本」
スマホゲーム、多くの方が楽しんでいると思いますし、利用していなくてもほとんどの方が知っていると思います。スマホゲームの多くは無料で基本的にサービスを利用できることが大きな強みであります。しかしそれではサービスの提供者にはなんのメリットもありません。そこで、企業側の収入源としているのがいわゆる「ガチャ」です。ゲーム内通貨に課金してもらい、それを利用してガチャを回すことで、より強いキャラが手に入るという形式をとっているソーシャルゲームは多いです。日本はそういったガチャゲーが大人気なので「ガチャ大国」といわれることもあります。ところが近年、そういったガチャシステムへの反対派の波が海外から押し寄せています。
ガチャシステムの詳細
先ほども少し説明しましたが、ガチャシステムについて簡単に説明します。サービス自体は無料で提供されます。ゲーム内で利用するキャラは「ガチャ」から主に入手します。そのガチャを回す権利はゲーム内で入手するか、実際のお金で課金して購入します。レア度の高いキャラは出る確率も低く設定されているのでその分多く回したほうが手に入る確率は高くなるので、課金したほうが強くなるようになっています。
ガチャシステムが海外で法律で規制される国が相次ぐ
ガチャシステムを規制する国
海外でスマホゲームにおけるガチャ機能に規制が?!この波はギャンブルとの関連性を唱える声も。日本にもこの波はくるのか。https://t.co/T3Ey9xbL8O
— momotaro@blog (@momotaroblog1) December 3, 2018
これは海外でloot boxいわゆるガチャを規制する法律ができた国について記載されています。
簡単に訳すと
「ヨーロッパには既にゲーム開発者にむけて、ガチャにおける各キャラクターの出現率を明記する、もしくはガチャシステムを全面的に廃止するよう促す規則がある国もある。オーバーウォッチやFIFA19などなどの人気ゲームをもつベルギーの開発者には今年中の全面的なガチャシステムの変更を発している。」
このように、ヨーロッパでこのように規制する国も既に存在します。では、どうして規制する必要があるのか、問題点について次に説明しようと思います。
ガチャシステムの問題点
大きな問題といわれているのがギャンブルとの関係性です。ケータイゲームは年齢の低い子供も多く利用しています。彼らが、幼い時からガチャを回す癖がつくことで将来、ギャンブルに走る人が増えるのではないかと懸念されています。ガチャというシステムが、次なら出るかもしれない、といったギャンブルに近い要素があるからだとその関係性に着目しているのです。直接的な関係性は実証されてはいませんが、潜在的な関係性について懸念されているのは事実です。
ただ、ゲームを作る側にも課金は強制するものではなく、利用者が追加オプションとして利用したい人が利用すればいい。選択する権利としてサービスに問題はないという主張もあります。この先、この流れはどう進んでいくのか、これは学生時代をスマホゲームで過ごしてきた世代の今後に大きく左右されるのではないかと思われます。
私の見解
ガチャがギャンブルと関係づけるならば、ガチャガチャや宝くじなど、身近にあるものもダメなのではないかと思ってしまいます。一方で、まだ正しい判断ができない子供のそばに常に賭けごとの真似事ができる環境があるのもどうかなと思います。もし、ガチャが禁止となるならば今後のソーシャルゲームのゲーム性が大きく変わってくるでしょう。買い切りタイプの有料ゲームが増えるのか、今までにないか禁止システムが出来上がるのか、興味深いですね。今後のスマホゲーム業界がどう進んでいくのか気になって目が離せません。