スマホが生活の中心に
近年、スマホの普及と発展が目覚ましく、スマホ一つで何でもできるようになりました。スマホがあれば、電話も、メールも、調べものも、ゲームも、いつでもどこでも世界中のどこにいる人とも手軽にやり取りができます。しかし、このようにして技術が発達するほど、人間関係が希薄化していると懸念している人もいます。実際のところ、どうなのか、検証していこうと思います。
スマホと人間関係
スマホがもたらす悪影響
1.目の前の友人との会話数の減少
友人とご飯を食べているのに、家族と食卓を囲んでいるのにみんなスマホをみて黙り込んでいる、よく見る光景だと思います。せっかく目の前に友人がいるのにどうしてしゃべらないのだろう、と思うこともよくあります。例え、今話さなくても、用事ができたときに連絡すればいい、と考えているのでしょう。確かに、スマホの普及でリアルに友人と接する時間の密度や直接交わす会話数が減少していることも事実だと思います。
2.多忙により人間関係に疲れやすい
メールやメッセージアプリを使えばだれとでもやり取りができます。これは裏を返せば日常の中で、「返信しなければ」という義務感の中でやり取りをしがちになるということです。それにより、どうでもよい会話で話をつないだり、スタンプを送るだけ、といった形式だけの薄っぺらい会話になっていることあるかもしれません。
スマホがもたらす好影響
1.遠く離れた友人との関係が保てる
かなり昔に遡れば、手紙でやり取りをしていた時代は現在ほど、多くの情報を短時間でやり取りするのは不可能です。しかし、今では今起こったこと、伝えたいことを瞬時に伝えることもでき、通話もビデオ通話で顔を見ることもできます。手紙の時代は、「どんな返事が来るかな、次は何を書こうかな。」と友人について考える時間がたくさんあったという人もいますが、現在でも、短いやり取りの中でも「なんて返そう、どう返してくるかな。」と考えることは結構あります。そこに大きな違いはないと私は思います。
2.話のネタに困らない
自分の手元に話題の種がたくさん埋まっています。一緒にゲームを楽しんだり、最新のニュースをゲットしてそれについて議論したり。一緒にいるならゲームなんてしてないで話をしろよ、言いたい人もいるかもしれませんが実際のところ、ゲームによって距離が縮まることも多く、特に男子にとってはむしろゲームから関係が深くなっていくことは普通のことだと思います。そもそも、私はゲーム友達も立派な友人だと思いますしね。
3.約束事、計画を立てやすい
遊びに行く約束、食事会の計画などが短時間でまとめやすくなりました。したがって、頻度も自然と多くなるものです。リアルが薄くなりがちといわれますが、日常会話がたとえ減っていたとしても、こうしてイベントなどを作り集まる回数は確実に増えています。
私の思うこと
私は関係が薄くなったとは思いません。昔は昔の関わり方があり、今は今の関わり方があると思います。手紙には手紙の良さがあるし、メールにはメールの良い所があります。直接話している時間と密度だけが人間関係ではありません。スマホを通じて話す時間も人間関係は濃くなっていきます。遠くに離れてしまった人思関係が続くなんてすごいことだと思いませんか。
ただ、直接話す時間も大事だとも思います。ご飯を食べているときくらいは会話を楽しんでほしいし、家族団らんの時間も意図的にとって、直接話す時間もうまくとってほしいなと思います。