高校生ナンバーワンの長距離砲野手の現在

野球の華はホームラン

プロ野球の醍醐味といえば、エースピッチャーが三振を取り、四番バッターがホームランを打って試合を決める。これこそ、王道にして最高に気持ちの良い勝ち方だと思います。歴史に名を残してきたスラッガーには高卒選手が多いイメージですが、一方で一軍で活躍できずに引退に追い込まれる選手も多いです。球場が広くなり、変化球の種類も増え、日本人の高卒スラッガーの育成は難しいのです。そこで今回は近年のナンバーワンスラッガーとしてドラフト指名された選手たちの現状を紹介していこうと思います。

2013年

森友哉(捕手) 大阪桐蔭高

ドラフト1位指名で埼玉西武ライオンズに入団。前年の2012年の甲子園では2年生ながらマスクをかぶり、藤浪晋太郎とバッテリーを組んで春夏連覇を達成した。甲子園通算で5本の本塁打を記録し、これは歴代四位タイの好記録。近年ではまれな強打の捕手として注目された。また、何人ものプロ野球選手を送り出してきた大阪桐蔭の西谷監督に歴代最高傑作と言わしめるほどの実力者。したがって単独指名で獲得できたのは意外だった。プロ入り後は主に指名打者として経験を重ね、順調に成長。今では優勝チームの扇のかなめを担う。今シーズンの成績は136試合で打率.275、16本塁打、80打点をマーク。これから更なる飛躍が期待される。

2014年

岡本和真(内野手) 智弁学園高

ドラフト1位指名で読売巨人軍に入団。高校通算73本塁打をマークした右の長距離砲で、プロ野球界の和製大砲になりうると期待された。三年の夏の甲子園では一回戦で1試合2本塁打をマークし、これは大会史上19人目の快挙。プロ入り後はしばらく二軍で試合をこなし、二年目には打点王を獲得。そして今シーズン、ついに才能が開花し、巨人軍の四番を務めあげ、打率.309、33本塁打、100打点とプロ野球史上最年少となる22歳3か月で3割30本塁打100打点を記録した。2020年東京オリンピックでは日本の4番としての活躍が期待される。

2015年

オコエ瑠偉(外野手) 関東第一高

ドラフト外れ1位指名で東北楽天イーグルスに入団。高校通算36本塁打に加え、圧倒的な走力を併せ持ち注目を集めた。高校生で同じく注目されたのが千葉ロッテに入団した平沢大河もいたが、こちらは甲子園で3本塁打を放ったが通算は22本と二塁打を打つタイプに見えたのでオコエ選手にした。金属バットへの順応と、スイングが粗いことで心配の声もあった通りプロ入り後は苦戦。一軍では3年間で6本塁打、通算打率も.231と期待された成績は残せていない。今シーズンは44試合で.198、2本塁打、6打点にとどまった。しかし、2年目は打率3割を記録するなど大器の片りんは見せつけた。これから力をつけて、山田哲人、柳田悠岐のような3拍子揃った選手になってほしい。

2016年

九鬼隆平(捕手) 秀岳館高

ドラフト3位指名で福岡ソフトバンクホークスに入団。三拍子そろった逸材で、遠くに飛ばす力は確かなもの。石垣雅海や細川成也と、通算本塁打の多い選手は他にもいたが、指名順位と、トータルの力を見てナンバーワンスラッガーは九鬼選手とした。プロ入り後はソフトバンクの厚い選手層にもまれて二軍や三軍での試合出場がほとんど。三軍では7本塁打を記録するなど持ち味の長打力は健在。捕手は育成に時間がかかるのでこれからに期待したい。

2017年

清宮幸太郎(内野手) 早稲田実業高

ドラフト1位(7球団)指名で北海道日本ハムファイターズに入団。こちらは誰もが認める歴代でもトップクラスの逸材。高校通算本塁打数は歴代トップの111本、1年生で出場した甲子園大会で2本のホームランを打つなど数々の偉業を成し遂げた。鳴り物入りでプロ入り後、高卒にもかかわらず一年目から53試合に出場し、7本塁打を記録した。主部に不安を抱えるなど不安も多い中でも一年目から結果を残した。来年からは本塁打競争を一年間繰り広げてほしいですね。2年目から期待しすぎですかね(笑)。

2018年

藤原恭大(外野手) 大阪桐蔭高

ドラフト1位(3球団)指名で千葉ロッテマリーンズに入団。三拍子そろったスラッガーとして根尾昂とともに大阪桐蔭高校を引っ張り、春夏連覇を成し遂げた。夏の甲子園でも3本塁打を記録し、引っ張るだけでなく逆方向にもホームランを打てるパワーを持つ。打撃はまだ粗削りといわれているのでこれからの伸びしろも十分と、期待が膨らみます。来年のルーキーイヤーはどんな数字を残すのか楽しみです。

まとめ

ドラフト上位で指名されるスラッガーは名門といわれる強豪校出身がほとんどでした。それだけ、遠くに飛ばす能力を持った選手は希有で、育てるのが難しいのだろうと思う。育成のノウハウがある名門ほど育成に長け、そのため才能のある選手が集まるのでしょう。その中でも大阪桐蔭高校は圧倒的です。ここでは紹介していませんが、過去にも中村剛也、平田良介、中田翔、森友哉、浅村栄斗と、現在各球団の中心選手として活躍するスラッガーを多数輩出しています。これから彼らがどう成長し、いつ覚醒し、どんな数字を残すのか楽しみに待ちましょう。

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