大学生よ!のんきにしている場合ではないぞ
激しい就職競争
”大学生は人生の夏休み”
なんて言われたりもします。在学の4年間、短大なら2年間、修士課程まで進むなら6年間、自分の将来就きたい仕事について考え勉強する猶予が与えられるのです。どのように過ごすかは自分次第ですが、卒業後進む道は多くの人は「就職」であるはずです。企業に就職するにもいわゆる就職活動をすることになります。近年では安い労働力を求めて日本企業の海外移転化や規模の縮小化などにより就職競争は激しさを増しています。また、AIの発達により今後さらに人間が行う仕事が減少することが予想されます。失業率の象かとも相まって就職活動の厳しさは年々増していくことが予想されます。
早まる就職活動期間
「とはいっても就職活動は4年生(卒業年)になってからでしょ?」
と思っている人はいませんか?今はそれでは遅いのです。各企業、より優秀な学生をいち早く確保しようとかなり早くから動いています。
21年卒まで現行の経団連が定める「大学3年生の3月に企業説明会を開始する」ルールは適用されます。が、しかしそれより前から現実的には企業と就活生によるアピール合戦は始まっています。
どうやって?インターンシップを利用するのです。
大学3年生、内定率はや5% インターンで前倒し加速 https://t.co/NKqVzXE8wc
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) January 16, 2019
企業はインターンシップで学生と3年3月前から接触する機会があります。その時に出来が良かったり成績が優秀だった学生を早くから内定を出し囲い込んでしまう、ということです。インターンを選考対象に組み込むことが浸透した結果、就職内定が出ている学生が年々早まってきているのです。2020年春卒業予定の学生で現時点で内定が出ている人が4.7パーセントも存在するそうです。まだ大学3年生の1月にです。
現状のシステムに安心して、企業説明会を開始する時期を待っているとほかのインターンに積極的に参加して企業にアピールしてきた学生から大きく後れをとることになるのです。経団連は就職活動とインターンは全く関係ないとしているようですが、現実的には大きな選考対象となっているようです。
どう動く?考えて動け大学生
インターンシップに参加する
上記から考えられることとして当然、就職したい企業や同じ分野の企業のインターンシップに参加することが大事になるでしょう。インターンでの出来が選考対象に含まれて来てる現状、前もってアピールする機会があるならば手を引くなんてありえません。しかし地方の大学に通っている人は参加しにくいという問題はあります。長期休暇を利用するか、何か工夫をしないといけないところはインターンシップが選考対象になることのデメリットの1つです。
問題解決能力or問題を見つける能力を磨く
企業にとってほしい人材、いわゆる仕事が”できる”といわれる人は問題や仕事を処理するのに長けた人か、問題を見つけだし仕事を生み出すことのできる人です。よく言われたことしかできない人を嘆く人がいますが、言われたことさえもできなかったら最悪です。いわれたこと、大学生なら宿題や提出レポート、講義の出席などを毎日確実にこなす癖をつけることは大事だと思います。そして言われたこと以上のことができれば最強です。大学生という猶予の中で大学のカリキュラム以外に何を自発的に学んだのか、それを就活の場で企業に明確にアピールできるとこれほどいい武器はありません。「自分はこんなことに取り組みました。学びました。」といえるものを探してみてはどうでしょうか。資格とるのもその一つでしょう。
海外留学する
市場のグローバル化により海外で仕事をする場面は多くなることが必至です。なので企業側も英語が喋れたり、海外留学経験のある人は重宝されます。しかし大学卒業後では時間的に厳しいです。大学在学中に一度経験しておくことは大きなアドバンテージになるはずです。
充実した大学生活を
このように4年間自由に遊んでいられると思ったら大間違いです。就職活動をしてから何もしなかったことを後悔してももう遅いです。就職活動が早まっている以上、自分で将来を考えて先に先に動いていかないとライバルたちに遅れを取ってしまうのだから。